ユーロのスワップポイントと政策金利の推移
世界No.2の通貨だが、その足元は揺らぐ。
2008年には政策金利も4%程度あり、スワップポイントも悪くはなかったのだが、現在は全く別の通貨になってしまったようである。
政策金利は0%に近く、スワップポイントもほぼ0である。
アメリカがサブプライム問題で揺れている時、ユーロが米ドルに代わる世界の基軸通貨になるのではないか、という予測もあったが、最近ではギリシャ危機に端を発っしたヨーロッパ経済危機により、ユーロの安心感は揺らいでいる。当面は米ドルの基軸通貨の地位は安泰だろう。
ユーロ/円のペアはこれといって特徴がない。スプレッドは狭いが、米ドルほど狭くない。スワップもないし、値動きもそれほど大きくない。何を取っ掛かりにしてトレードすればいいのか分からない。やるならユーロ/米ドルのペアだろう。スプレッドは最も狭い。
ユーロ圏は最近特に景気が悪く、しかも、ユーロ離脱を検討する国も出てきている。もし、そうなれば暴落は必至である。それを見越して売りで長期保有するのも手かもしれない。