トルコリラのスワップポイントが終わってる件


いや、ある意味いい時代だよ、まったく。

2007年頃には1万通貨あたり400円以上のスワップポイントがついたトルコリラ。
当時はトルコリラだけでなく、多くの通貨が日本円に対して高金利通貨で、スワップポイントが高かったが、それにしてもトルコリラは群を抜いていた。

10万通貨も持っていれば、それだけで一日4000円。働かなくてもいいのだ。
多くの個人投資家がトルコリラを買い、リーマン・ショックで死んだ。私もその一人である。

それからはトルコリラとは縁を切ったのだが、あれから随分と時間も経ち、そういえばトルコリラのスワップポイントってどうなったんだろうと気になって調べてみたら、ひどいことになっていた。

トルコリラのスワップポイント(2013年5月30日)
ヒロセ通商(LION FX)=20円
FXCM=-1円
住信SBIネット銀行(Oh!FX)=30円
サクソバンクFX証券=58円

どこの会社のスワップポイントも往時の影もない。中にはマイナスのスワップポイントの会社もある。
サクソバンクFX証券は悪くない気もするが、豪ドルのスワップポイントは72円である。豪ドルの方がスプレッドも狭いし、トルコリラを選ぶ理由がない。

もう、トルコリラに夢を見るのは無理だ。

でも、それはいいことだと思う。あの頃、みな夢を見たから大金を失ったのだ。
この状況ではそんな悲劇も起こるまい。
これからFXを始める人は恵まれていると思う。スワップが低くてつまらないなどと思う必要はない。


このページの先頭へ